2007年11月19日

ローゼン麻生の演説

今日はすこし経路を変えてホンジュラスがなぜ今年(平成19年度)のODA民間モニターの対象国になったのかを考えたいと思います。youtubeの動画をご覧ください。

これは今年の自民党総裁選の討論会の模様です。
話し手は当時の自民党幹事長の麻生太郎さんです。




この演説の3分3秒以降のところで、麻生さんは「…ホンジュラスの子供が、青年海外協力隊がこしらえた教科書で、算数を学び、学校が好きになった、ということを…」とホンジュラスをわざわざとりあげ、日本のODAが世界でいかに役立っているかという話の具体例として使っています。

麻生さんは元外務大臣ですからODAにかんしてはひととおり概要を把握しているはずです。

そんな麻生さんが自民党総裁選という大事な場でホンジュラスの具体例を引いてきた。これは明らかに、ホンジュラスでのODAが、日本が行っているODAの中でも指折りの成功例だということでしょう。だから今年のODA民間モニターの派遣先に選ばれたのではないでしょうか。

わたしがもしODA民間モニターに参加していなければ、この麻生さんの演説も聞き流していたことだと思います。大臣のしゃべる内容にはいちいちもっともな理由があるということを知ることができたのも、ODA民間モニターに参加したからわかったことです。

2007年11月15日

一番気になることは―倍率と選考方法

(ホンジュラス共和国の首都・テグシガルパの朝)

「ODA民間モニターに行ってきたよ!」という話をすると、かならず聞かれるのがつぎの2点です。

  • どうやって通ったの?
  • 倍率は?

いつも聞かれるので、この2点にはすぐにこたえられるようになりました。

  • 国際協力にかんする20問のクイズに全問正解して、応募動機と広報計画をきちんとかけば、あとは40倍の中からくじで選ばれるのを待つだけです。

けれどこれだけ答えただけでは、聞いた人は「お前は国際問題に明るかったから通ったんだろう」となかなか納得してくれません。

そこでこれからしばらくは、

  • わたしは実際にどんな作文を書いたのか

について書いていこうと思います。実際に応募したものを載せるつもりですので、それを読んで、「なんだ、この程度でいいのなら、私も来年は応募してみよう」と思っていただけたらさいわいです。

それから、じつは

  • ODA民間モニターに参加するには、一般応募以外にいくつかの「裏口」がある

ので、「裏口」を使える人はこちらで応募してみることをすすめたいと思います。

(つづく)

2007年11月14日

目次

(写真はホンジュラスのビール。スペイン語では、Cerveza[セルベーサ]といいます。まんなかのがSalva Vidaという地元のビールで味はちょっと薄め。右のImperial のほうが高くて飲みごたえがある。イメージ的には、Imperial=ラガー、Salva Vida=発泡酒、って感じだったかな。左のPort Royalはどんな味か忘れてしまった……)

ブログを書くにあたって、ホンジュラスでどんな活動をやったのかを単純に時系列に並べてみました。これを見ながら、随時、印象の濃い順に書いてみたいと思います。




  • ODA民間モニターとは

    • どこが実施してるのか

    • いつから制度があるのか

    • どんな人が利用しているのか



  • 6月 応募の月

    • どこで応募用紙を手に入れるか

    • どんなふうに書類を書いたか

      • わたしの応募動機

      • わたしの広報活動案




  • 7月 研修の月

    • 事前研修がある

      • 初顔合わせ

      • どこで学ぶか

      • なにを学ぶか




  • 8月 派遣の月
     

    • 橋の見学

    • 小学校の見学

    • 青年海外協力隊の仕事

    • JICAの活動視察

    • 駐ホンジュラス大使主催の夕食会

    • 産科病棟の見学

    • 地域病院の見学

    • シニア海外ボランティアの仕事

    • ホンジュラス政府高官と意見交換

    • 日本語教室の見学

    • コパン遺跡の見学

    • 考古学者の仕事

    • 女性の自立支援サイトの見学



  • 9月 執筆の月

    • 参加者に課せられた2つの義務

      1. 報告書の作成義務(9月 執筆の月で紹介)

      2. 広報活動の義務(10月 広報の月で紹介)



    • 校正が入る

    • できあがった報告書

      • 全体の構成

      • 表紙

      • 全体の感想のページ

      • 個別の案件のページ

      • そのほかのページ




  • 10月 広報の月

    • 広報活動の義務がある

    • どこに申し込んだか

      • いわゆるマスメディア

      • 大学関係



    • どこからオファーがあったか

      • 神戸新聞社

      • 神戸大学新聞



    • いろいろな取材のしかた

      • インタビュー

      • 原稿



    • 記事になったもの

      • 神戸新聞社(2007年10月09日)

      • 神戸大学新聞(2007年10月12日)



    • そのほかの広報活動

      • 学部で報告

      • 友達へ報告

      • 年賀状で報告

      • ブログで報告




2007年11月13日

筆者の素性

このブログの右はし、自己紹介にもあるように、わたしは平成19年度ODA民間モニターの一員にえらばれ、中米のホンジュラス共和国に行ってきました。













(写真はホンジュラスの首都、テグシガルパ市の中心部にある教会。ほかのスペインの植民地だった国々とおなじように、ここホンジュラスのテグシガルパ市も、教会と広場、市役所を中心にまちが広がっています)



ODAとはOfficial Development Assistanceの頭文字で、先進国の政府が途上国の発展を助けるためにおこなう援助のことをさす言葉です。日本以外にも、たとえばお隣の韓国や合衆国も世界のいろんな国々にたいして援助を行っています。かくいう日本も第二次大戦後の復興期、先進国(というか戦勝国)から借金をして、その資金で東名高速や東海道新幹線、黒部ダムなどのインフラを整備した経験があります。



日本のODAについては、「ダムや橋梁などの建設で日本企業が得をしている」という批判がマスコミによってさかんに報道されています。また「現地の文化や環境を考慮していない」という批判も、NGOを中心にさかんに主張されています。



そんな報道を受けた政府は、自分たちのやっていることが批判にさらされる理由は、正しい情報が伝わっていないからだというふうに考え(たかどうかは定かではありませんが、ともかく)、「実際に国民のなかから希望者をつのって、ODAの現場を公開すれば、ODAにたいする偏見や批判もなくなるであろう」と考え(たかどうかは定かではありませんが)、平成11年から「ODA民間モニター」制度を始めました。これまでに28カ国に704名の日本国民を送り込んだそうです。



今回たまたま新聞の広告でこの募集を知ったのがこのわたしです。わたしはべつにふだんから国際問題に関心が高かったわけではなく、『当選すれば海外旅行に行けるから』というしごくいい加減な理由で申し込んだのが当選してしまったというだけですので、今回のODA民間モニターという制度自体にかんしても、ある種さめた目線を持っています。




マスコミやNGOが煽動する「ODAの汚点」にももっともな点があるのは確かだと思います。しかし実際に現場に行き、実地で働いてる日本人の方や援助を受けている側の人を見たことによって、ODAに対する印象が変わった(すこし良くなった)こともたしかです。



このブログでは、マスコミやNGOのおこなうODA批判と、わたしが実際にODAの現場をみた中で得たODAのいいところ、この2つを行ったり来たりしながら、ODAの現状についていろいろ述べたいとおもっています。

また、日本ではあまり知られていないホンジュラスの文化や歴史、見どころなどについても随時紹介していきたいと思います。

2007年11月11日

プロフィール用の画像

ブログを作ったついでに、webページも作ることにしました。こちらhttp://ukegawa.bakufu.org/)です。 徐々につくりこんでゆく予定です。また暇があればお立ちよりください。